2001.05.05 創刊
2001.05.05 創刊
（06-11）気は見える
気が見えない理由
2005年10月31日 (No.75号)
【 「気の視方」の無料プレゼントについて 】
毎年, バーチャル気功道場の創立記念日に, 読者の購読を感謝して, 「気
の視方」の無料プレゼントをしてきた。昨年の五月には数百件の応募があり
嬉しい悲鳴を上げたのを覚えている。「気」や「気功」には, 多くの人が強い
関心を抱いていることを改めて知った。応募してくれた人の中から, 自分の
「気」が見えたと, 驚きと感激のメールをいただいた。その中には, ご両親と
娘さんの「気」を見比べて, 娘の「気」が一番ハッキリ見えると書かれていた
ものもあった。あるいは, 夜には白い「気」が, 昼間には黄色い「気」が見えた
と, 驚いていた人もいた。それの驚きや感激は, 未だ科学によっても解明さ
れていない, 「気」に関する生命の神秘の一端を覗くことができたからであろ
う。「気」や「気功」や「気功師」については, 強い関心はあるものの, それら
は, はるか雲の上の存在であると感じていた人が, 意外にも身近にあることを
知ってくれたことと思う。「気」は, 生命体が生きていく上で, 最も大切な物質
であり, 見ることも, 感じることも, 交流することも, また他人に与えることもでき
る, すべての人の身体の中に棲んでいる身近な存在なのである。来年のバ
ーチャル気功道場の創立五周年には, 別の方法による「気の視方」をプレゼ
ントしたいと思う。無料配信は, 2006年５月に予定している。乞うご期待。
【 「気」は出ているが, 見えない人 】
残念なことに, メールの中には「気」が見えないという報告も, 決して少なくな
かった。「気」を感じる人と, 感じない人がいるのと同様に, 「気」が見えるか,
見えないかにも, かなりの個人差がある。「気」が見えなかった人にとって, 気
功とはなんと「うさん臭い」ものかと感じたに違いない。ここに, 気功のトレー
ニングを体験していない人に, 気功を伝える難しさがある。それでは, この個
人差というものは, 一体どこからくるのであろうか。個人差が生じる現象には,
次の二つの理由が考えられる。一つは眼の質, 言葉を代えて云えば, 視覚
を司る脳のメカニズムの違いではなかろうか。私の場合を例にとれば, 「気」
は比較的すぐに感じるようになったが, 「気」はなかなか見えてこなかった。
道場でトレーニングしている先輩方は, 手の平や指先から「気」が出ていると
云うが, 私にはまったく見えなかった。それなので, 「気の視方」プレゼントを
受け取った読者が, 「気の視方」を試してみたが, 結局「見えなかった」という
ときの気持ちが分かるのである。気功というのは, 「うさん臭い」ものだと感じた
はずである。私の場合には, 「気」が見えるまでに一年以上の時間を要した。
晩生である。しかしながら, その間に私の気は出でいなかったのかと云えば,
そうではない。しっかりと内気外発していたのである。師匠が私たちに, 「気の
視方」を伝授してくれたとき, 私には見えなかったけれど, 先輩は指の間から
「気」が出ていると教えてくれた。
【 「気」が出ていないが, 見える人 】
私のように「気」は出ているが, 見えない人がいれば, その逆に, 「気」が出
ていないが, 見えるという人がいる。気功を始めて半年も過ぎた頃, 頭部や
肩から出ている「気」が見えるという特異体質の女性(？)に出会ったことがあ
る。彼女が言うには, 気を見るにはコツがあるそうで, 頭部や肩から視線を少
し外側にずらすと見えてくるという。師匠が, 「気の視方」を伝授してくれたと
き, 私には見えなかったので, 「気」を見るコツを訊ねたことがある。そのとき師
匠からは, じっと凝視して見るのではなく, 「眼をリラックスさせること」という答
えが返ってきた。彼女の言う「視線をずらす」ということと, どこか共通している
ように思えた。とはいえ, 自分なりに試みたのだが, 一向に気は見えてはこな
かった。師匠は, 「気」を感じることや, 「気」が見えることは, 自然に任せれば
いいことで, 「功力」とはそれほど関係ないというので, 「気」を見る努力をやめ
た。それから一年以上が経過した頃, 自然に「気」が見えるようになってきた。
「気」には, 白色と黄色があることも分かった。それにしても, 「気」が見えるよう
になったとき, 視覚を司る脳にどのような変化が生じたのだろうか。あるいは,
単に見慣れた所為からなのであろうか。母親は, 赤子のほんの少しの変化を
も見逃さないという。あるいは, 野菜作りの人は, 葉の形や色から生育の勢い
を読むという。これらは, 大切なものとして真剣に接すれば, 誰もが身に付く
能力である。単純化すると, 見慣れているということである。しかしながら, 気
が見えるということは, 単に見慣れているから見えるというものではないように
思う。脳の視覚野に何らかの変化が, 生じたのではなかろうか。
【 眼の質(気的眼力)を強める 】
個人差が生じるもう一つの理由は, 当人の指先から出る気の質と関係して
いる。気功のトレーニングをしていない, 多くの人の指先も見てきたが, 指先
に現れる「気の様子」には, いくつかのタイプがある。最も多く見られるもの
は, 今にも消えそうな存在感の薄い蜃気楼のような気である。この種の気は,
相当に眼の質(気的眼力)が良くないと見えないに違いない。私の経験から
すると, 半数以上はこのタイプの人のように思える。逆に, 最も少ないタイプ
は, 指先から白い棒状のものが１０cmほど真っ直ぐに伸びている気である。
この種の気は, ５０人に一人ほどの割合で現れ, 眼の質が少し良ければ,
気の形がくっきりしているので見えることだろう。ここから導きされる, 個人差
が生じるもう一つの理由は, 見えるだけの「気」が出ているのか, 出でいない
のかということである。きわめて単純な理由である。
一般に, 気功師の気が見えて, 自分の気が見えないときは, 自分の「気」が
出ていないのであり, 気功師の気が見えず, 自分の気も見えないときは, 眼
の質にも問題があると言える。気功師の気は見えないが, 自分の気が見え
るということはない。ただし, 気功師の気が見えて, 自分の気が見えないが,
気功師からは貴方の「気」が見えると指摘された場合には, 眼の質にのみ
問題がある。これは, 気功のトレーニングすることで, 眼の質(気的眼力)を強
めることができる。すると面白いように, 自分の「気」も, 他人の「気」も見えて
くるのである。
＊＊ 会員からのメッセージ ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
『 バーチャル気功道場はありがたい 』 (静岡 K.Kさん♂)
『新しい功法の配信ありがとうございます。最近では一指禅が習慣となり、
毎日ご飯を食べたり寝たりするのと同じぐらい練功するのが当たり前の生
活になってきました。徐々に時間も延びて朝晩に1時間ずつ計2時間は練
功しております。第7巻目の防癌法の練功中に肩がスーッと涼しくてとても
気持ち良く感じることが何度かありました。これが邪気が抜けていくという
感覚なんでしょうか。不思議な感じでした。
自分は学生で金銭的に余裕も無く、地方に住んでおりますのでリアルの
一指禅の教室に通う事なんて到底できません。なので手ごろな価格で質
問にもすぐに答えていただけるバーチャル気功道場の存在はとてもありが
たいです。インターネットを通してご指導して下さる先生方、本当にありが
とうございます。これからもリアルの一指禅の教室に通えない地方の方や
決して裕福ではない自分のような一般大衆のためにもバーチャル気功道
場の活動を広げていってください。』
『 頑張ります 』 (東京 ３０代の（＾＾）さん♀)
『早速、内気功の第一巻をお送りいただき、ありがとうございます。とりあえ
ず、毎晩（といってもまだ２回ですが）１５分やってみています。太ももにき
ますが、筋肉痛にはならないので、時間をのばしていこうと思います。以
前から、気功 目に見えない不思議な力にあこがれ？があったのですが
私には無理なんだろうなぁ・・と思っていました。「気功は技術である」とい
う言葉に、背中を押されました。やがて私にもその技術が修得できるのを
楽しみに、地道にがんばっていこうと思います。宜しくお願いします。』
＊＊ 購読者コーナ ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
発行元: 日本気功倶楽部
監 修: 天地 一道
編 集: 正田 竜二
※「バーチャル気功空間 気の世界」に掲載された内容を無断で複写、転載、転送および引用することを禁止いたします。なお、お友達の方へ紹介の為の転送は大歓迎です。
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