薬を使わず自分で治す病気の防治法
日本気功倶楽部 並木克敏
■ 貧血症 ■
《効能》
貧血症は, 脳へ送られる血液が不足するために起こる血行障害です。意識
を失って倒れる前に, 手足や背中の汗ばみ, 生あくびが出たり, 顔面が蒼白
になるなどの予兆があります。発作が起こりそうなときは, 膝まずいて腰を
高く上げ, 頭を低くする姿勢をとると効果があります。貧血症の人は, 普段か
ら手穴療法で予防しておきたいものです
《穴位》
手の平 腎虚尿頻区 : 小指の先端から第二関節の下まで全体に分布し
ています。
手平 頭痛配合点 : 手の平の中央下部の手首寄りにあります。
手の平 手心 : 手の平の中央のやや左寄りにあります。
手の平 神門穴 : 手首付け根の横紋の小指側にあります。
手の甲 腎区 : 人差指の爪と第一関節の間にあります。
手の甲 前頭点 : 人差指の第二関節の親指側の側面にあります。
手の甲 膵区 : 親指の第一関節上部の周囲にあります。
手の甲 鼻通点 : 親指と人差指の骨が交差しているところにあります。
《方法》
どの部位も2〜3分間刺激を続けます。
(1)腎虚尿頻区
小指の第一関節と第二関節の中央が反射点になります。小指全体をよく揉
んでから, この部位を2〜3分間刺激します。以下同じです。
(2)頭痛配合点
配合点全体をよく揉みます。次にだるいとか, 腫れぼったいという反応のあ
る部位を探し, その部位をよく揉みます。
(3)手心
指でこの部位をよく揉みます。以下(4)〜(8)まで同じです。