■第13章　会員からのメッセージとの対話 (6) (2012.07.03～) ■

　　　第13章の「会員からのメッセージとの対話 (6)」は. 2001年の創刊以来, 会員や

　　　読者から多数の「メッセージ」や「質問や意見」が送られてきました。これまでは

　　　会員や読者が主役なので, 「質問」以外は倶楽部からの意見や感想をできるだ

　　　け控えてきました。「会員からのメッセージとの対話」シリーズでは, 会員からの

　　　メッセージに対して, 倶楽部としてはどのように考えているのかを, 「倶楽部から

　　　の一言」の中で答えています。また, 時節に相応しい記事を必要に応じて随時

　　　特集号として組み入れたいと思います。会員や読者の方々の気功の知識や,

　　　練功の一助になれば幸いです。なお. 会員からいただいた「メッセージ」は創刊

　　　以来, 300通を超え, 練功についての疑問や質問は1000通余に達しています。

　　　「会員からのメッセージとの対話」シリーズが一段落したら, 「疑問・質問Q＆A」

　　　シリーズの掲載を考えています。

(13-05)　特集　やっと師範コースを修了しました(その4)

　　　　　　　気を感じ，そして気を味わう　　神奈川　愛

　　　　2012年10月31日 (No.153号)
　

【バーチャル気功道場の第二期生再録】　(日本気功倶楽部　並木克敏)

　　　『「バーチャル気功道場」の通信教育講座を開設してから, この6月で満11年

　　　になりました。「バーチャル気功道場」の第二期生が, 内気功から師範コース

　　　まで七年間の全課程を修了して, この6月に女性1名を含めて計7名が卒業

　　　されました。第一期生が卒業したのは, 2010年のことでしたが, 「バーチャル

　　　気功道場」の通信教育講座では, 随時入会のために修了時がまちまちで,

　　　そのうえ進行速度が同じでないので, 一括して第二期生ということになって

います。

　　　今回, 師範コース修了を機会にメッセージをいただいたのは, 太極拳の指導

　　　もされている神奈川の愛さんからです。愛さんは, 通信教育の「バーチャル気

　　　功道場」を始めた当時の古参会員で, 気の反応を実感したいとの願いから入

　　　会したそうです。納得できないと前に進まないというタイプの人で, マイペース

　　　でゆっくりと練功していたようです。

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【功法のネーミングについて】　( 神奈川　愛 )

　　　一指禅功の練習を７年ほどやってきて, 気感が最も強い功法の一つに「双手

　　　抱球功」があります。双手抱球功は, 内気功第二巻の功法で, 胃と腸を調整

　　　する効果があるそうです。ところで, 私はずうっと昔のことですが, 文学部で

　　　学んだことがあるので, 功法に付けられた名前にはとても興味があります。な

　　　んでもそうなのですが, 新しいものにネーミングを与えるとき, なんらかの意味

　　　を込めていますよね。一指禅功の功法ではどうなんでしょうか。試しにいくつ

　　　か並べてみます。第二巻目の「双手抱球功」は, 「双手(両手)」で「球」を「抱」

　　　くという意味です。第四巻目の「長寿法」は, 単純に長生きのための方法とい

　　　うことです。そして八巻目の「三関進気法」は, 背側の督脈にある気の通りに

　　　くい「三関(三つの関)」に「気」を「進(通す)」という意味になります。そうすると

　　　「双手抱球功」のネーミングは, 「球」を「抱」くという「気感」について表現して

　　　います。「長寿法」は, 長生きするための「効能」を示しています。「三関進気

　　　法」は, 気を流すその「方法」をネーミングとしています。結局のところ, 功法

　　　のネーミングには一貫性はないのですね。

　　

【双手抱球功の気感　風船玉が現れる】

　　　功法のネーミングについてもうひとつ気になることがあります。書物やホーム

　　　ページを見ていると, 明らかに一指禅功の同じ功法なのに, 団体によって名

　　　称が違うことです。どうして, こういうことになるのでしょうかよく分かりません。

　　　最も気感の強い「双手抱球功」に戻ります。「双手抱球功」は, 「双手(両手)」

　　　で「球」を「抱」くという気感からネーミングされたと書きましたが, 本当に両手

　　　の間に玉ができるのです。最初の頃は玉らしいかなというような, あやふやな

　　　反応なのです。やがて玉のような感覚が起こると, 練習するたびに玉と触れ

　　　合っているような, 確かな感覚に変わっていきました。どんな反応でもそうな

　　　のですが, 感じるまでは少し時間がかかります。感じ始めると信じられないく

　　　らい, どんどんと反応が強くなっていきます。玉といっても色々ありますが, こ

　　　のメールマガジンでもどなたかが書いていたように, 「風船玉」を掴んでいる

　　　感じなのです。それも手にずっしりくるような重みがあります。双手抱球功を

　　　練習するたびに, この風船玉が現れます。ということは, 双手抱球功での気

　　　感は, 私の経験からしても, ネーミングからしても, 他の人の感想からみても

　　　誰もが風船玉を体験できるということですね。

　　【金縛りにも似た気感　一回限りの体験】

　　　一指禅功の気感には, たった一回だけしか体験できないのものと, その功法

　　　を練習するたびに, 繰り返し現れる一般的な反応があります。双手抱球功の

　　　風船玉は, 誰もが体験できる一般的な反応だと思います。７年間の練習で,

　　　たった一回だけしか体験できなった反応もあります。それは一指禅功を練習

　　　してから３年ほどたった頃の体験です。普段私は家の中で練習しているので

　　　すが, その日は春めいてきたこともあって近所の公園でやることにしました。

　　　辺りに人がいないのを見計らって, 起勢からはじめ馬歩椿へと進めました。

　　　その2, 3分後には両腕の間に, 磁石のような反発力と引力の反応が現れ始

　　　めました。いつもよりは少し強いかなと感じていましたが, 予定通りとは思って

　　　いました。ところがしばらく馬歩椿を続けていると, 腕や手の平に今までとは

　　　違う感覚が生まれてきたのです。両腕の間ばかりでなく, 膝と腕や手の間に

　　　にも磁石のような反応が現れたのです。それは, 磁石のプラスとマイナスが同

　　　時に働いたような力を感じました。反発力だけでもなく, 引力だけでもなく, 反

　　　発力と引力が同時に働いて, 腕や手がその位置で固まり, 動かなってしまっ

　　　たのです。それは, 金縛りにも似た一回限りの不思議な体験でした。

　＊＊会員からのメッセージ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

■　会員からのメッセージ ■　2012.10.31

【親切な指導に感謝】 (石川金沢　おばさん♀)

　　　『いつもお世話になっています。通信教育を受けてからもうじき八ヶ月になり

　　　内気功も終わりに近づきました。気功は初体験なので, 姿勢の修正やら, 幼

　　　稚な質問やらで, 大変お手数をおかけしました。そのたびに, 並木先生から

　　　直接丁重な回答をいただき, とても感謝しております。これがなかったら続け

　　　られなかったと思います。ありがとうございました。「三関進気法」が終了した

　　　ら, 外気功に進みたいと思います。よろしくお願いします』

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　※気功やこのメルマガの内容に関して, ご意見やご質問がありましたら, 是非
　　　
お寄せ下さい。お待ちしています。
　　　
　　　 Email katutoshi@max.odn.ne.jp 　編集　正田　竜二
　　