■第12章　会員からのメッセージとの対話 (5) (2011.06.28～) ■

　　　第12章の「会員からのメッセージとの対話 (5)」は. 2001年の創刊以来, 会員や

　　　読者から多数の「メッセージ」や「質問や意見」が送られてきました。これまでは

　　　会員や読者が主役なので, 「質問」以外は倶楽部からの意見や感想をできるだ

　　　け控えてきました。「会員からのメッセージとの対話」シリーズでは, 会員からの

　　　メッセージに対して, 倶楽部としてはどのように考えているのかを, 「倶楽部から

　　　の一言」の中で答えています。また, 時節に相応しい記事を必要に応じて随時

　　　特集号として組み入れたいと思います。会員や読者の方々の気功の知識や,

　　　練功の一助になれば幸いです。なお. 会員からいただいた「メッセージ」は創刊

　　　以来, 300通を超え, 練功についての疑問や質問は1000通余に達しています。

　　　「会員からのメッセージとの対話」シリーズが一段落したら, 「疑問・質問Q＆A」

　　　シリーズの掲載を考えています。

(12-07) 特集一指禅功の秘術「吊り手」(その1)

摩訶不思議　私の腕が勝手に動く

2011年12月22日 (No.143号)

【はじめに　お詫びの言葉】

この「特集・一指禅功の秘術「吊り手」(その１)」は, YouTubeに動画「吊り手」を掲

載した直後に書いたものです。掲載後に, YouTubeの動画をよくよく見ると, 被験

者の顔が, あまりにもはっきりと露出していることが気になり始めました。若き女性

ということだけでなく, 公の職業についていることもあり, プライバシー保護の観点か

ら非公開に改めました。このメールマガジンが配信された直後に, YouTubeを覗

いた方は, 摩訶不思議な「吊り手」を見られたことでしょう。しかし, YouTubeを非

公開にしてしまった後では, この文章は成り立たないのですが, いまさら変更するこ

ともできないので, このまま掲載しました。プライバシーを保護するために, モザイク

をかけるとかの方法で, 公開の道を探すことにします。しばらくお待ち下さい。

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【「吊り手」の実演を見て感じることは】

　　　このメールマガジンを読む前に, まず「You Tube」の動画「気を操る秘術

　　　・吊り手」(http://www.youtube.com/watch?v=SlN04vYRJ5k)と, 「一指禅

　　　功リアル教室」(http://katutoshinamiki.suichu-ka.com/)の「吊り手の

　　　実習・指導風景」を見て欲しいと思います。

　　　気功師が気を操って, 人の身体を自由自在に動かす「外気導引」や, 手や

　　　腕を上下左右に動かす「吊り手」を目にして, 気功に直接接触したことの

　　　ない人間は, 素直に受け入れられないのが普通です。誰しも最初に考える

　　　のは, 「サクラ」ではないか, マジックではないかという疑いでしょう。

　　　そして次に, 催眠術や暗示の類ではないかとの疑問でしょう。なぜなら,

　　　子供の頃から経験してきた日常の世界では, 手も触れていないのに, 人や

　　　物が動くということを, 経験してこなかったからです。常識に反する風景

　　　を目にして, 疑いをもつのは当然なことです。特に, テレビやインターネ

　　　ットの動画などでは, トリックの入る余地がいくらでもあるからです。

【「ヤラセ」それとも「マジック」】

　
　　　「吊り手」の表演が, 一般常識に反する風景であったとしても, 気功の世

　　　界では, これも一つの現実なのです。まず被験者が, 「サクラ」ではない

　　　かという疑いですが, 彼女の表情をよく見ていただきたい。彼女の目の動

　　　きや表情から, これから何をされるか分からないという不安と, 本当に気

　　　で手や腕が動くのかという不思議さが, 微妙に交錯しているのを読み取れ
　
　　　ることと思います。こんなデリケートな演技は, 上手な女優さんでさえも

　　　できないのではないでしょうか。女性の感受性豊かで鋭敏な目をもってす

　　　れば, 「ヤラセ」でないことが分かると思います。「リアル教室」でも十

　　　数年の間に「吊り手」を実演したのは, これが二度目なのです。

　　　また,「You Tube」の動画を見ていて, マジックのような怪しい場面があ

　　　ると感じた人がいるかも知れません。というのは, 「吊り手」の終わり頃

　　　に, 右手が肩から離れたとき, その右手をいつまでも固く握っているのは

　　　どうにも不自然だと映ったことでしょう。マジックの場合には, 握った手

　　　の中に小道具を隠しておくことが, マジシャンたちの常套手段だからです。

　　　しかし, 気功で手を握るのは, 一つの行為が終了したときに行う動作で,

　　　何かを隠しているわけではないのです。本来は肩から手を離したとき, 一

　　　回だけ軽く握ればよかったのですが, 左手の動作に意識がいっていたので

　　　うかつにも右手を握りっぱなしにしてしまっただけです。ほめられた模範

　　　の動作ではなかったのです。

【「吊り手」の動作と音楽が合い過ぎている】

　　　あるいは, 「吊り手」の動作と音楽との関係から, 動画の製作過程を読み

　　　取る人もいるかも知れません。音楽の流れに沿って手が動いているため,

　　　音楽を聞きながら「吊り手」の動作を進めたのではないかと想像できるか

　　　らです。あまりにもでき過ぎていて, かえって不自然さを感じるかもしれ

　　　ません。確かに音楽と手の動きが, かなり合っているようですが, 実際に

　　　は同時進行させたものではありません。この動画は, はるばる愛知から来

　　　てくれたメール会員に, 模範演技として小岩の教室で表演したものです。

　　　あとでこの動画を再生してみると, 教室の生徒さんのおしゃべりが雑音と

　　　なって録音されていたのです。吊り手の「絵」と, おしゃべりの「音」と

　　　は, かなりのミスマッチなのです。そこで雑音を消すために, なにがしか

　　　の音楽を入れようと, コンピューター内の「ミュージック」トレイを探し

　　　たのです。たまたま見つけたのがこの映画音楽でした。雑音より少しはま

　　　しであろうとの軽い気持ちで, 「ブーベの恋人」をバックミュージックと

　　　して入れただけなのです。再生してみると, 意外にもしっくりしていたの

　　　でした。

【「リアル教室」で真偽を確かめよう】

　　　次に催眠術や暗示の問題ですが, 催眠術については学んだことも, かかっ

　　　たという経験もありません。催眠術を施すことで, 不安と不思議さが入り

　　　混じったあのような複雑な表情を, 催眠術師が作りえるのか分かりません。

　　　したがいまして, You Tubeやホームページの画面からは, 催眠術や暗示で

　　　ないことを証明することはできません。しかし, 11月15日の「リアル教

　　　室」で, 愛知の張飛さんが「吊り手」の指導を希望して訪れ, 実際に実習

　　　・指導したという事実はどうでしょうか。疑い深い人からすれば, その現

　　　場にいないのだから, それさえも作り事の世界であると言う事もできます

　　　ね。それではウソや張ったりではないことを証明するために, 小岩の「リ

　　　アル教室」において「吊り手」を指導・実演する際に, 見学者として参加

　　　するのはどうでしようか。同じ現場にいることになれば, 「吊り手」の実

　　　演を見るばかりでなく, もしかすると「吊り手」を経験することになるか

　　　も知れません。「一指禅功リアル教室」サイトのスケジュールの中に「吊

　　　り手」の実演の有無を掲載しておくので, 真偽を確かめたい方は是非お出

　　　掛け下さい。(続く)

　＊＊会員からのメッセージ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

■　会員からのメッセージ ■　2011.12.25

『喘息の発作が起きなくなる』 (埼玉県　HN:IS♂)

『いつもお世話になっています。

　　　気功の成果を報告させてもらいます。僕は子供のころから喘息で、季節の

　　　変わり目になると必ず発作が起きていました。特に布団に入ると発作が始

　　　まり、朝まで眠れないことも、しばしばでした。ところが、毎日頑張って

　　　気功を続けたところ、徐々に発作が弱く、少なくなっていったのです。そ

　　　して去年の１０月に発作を起こして以来、１年間まったく発作が起きてい

　　　ないのです！一指禅功に出会えた自分は本当に幸せ者です。これからも喘

　　　息への連勝記録を更新していきたいので、よろしくお願いします。現在、

　　　外気功初級の(08)内勁外発功に入ったところです。そんな僕が喘息の友達

　　　にしてあげられることはあるでしょうか？あったら教えてください。よろ

　　　しくお願いします』

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　※気功やこのメルマガの内容に関して, ご意見やご質問がありましたら, 是非
　　　
お寄せ下さい。お待ちしています。
　　　
　　　 Email katutoshi@max.odn.ne.jp 　編集　正田　竜二
　　