　　　【再び　梅庵さんについて　日本気功倶楽部】

　　　今回再度登場していただいたのは, 第８章の「一人の盲人会員との対話（1）

　　　～（4）」で, くも膜下出血で寝たきりのお母さんに気功治療を試みた, 視覚障

　　　害者の梅庵(ハンドルネーム)さんです。梅庵さんは, 両眼性網膜色素変性症

　　　という病名で, 不幸にも２５歳で失明されましたが, 現在は静岡で鍼灸師の仕

　　　事をされています。第9章の「一人の盲人会員との対話(5)」で「特集・ボランテ

　　　ィアで気功治療を始めました」から, 「一人の盲人会員との対話(6)(7)」の「特

　　　集　鍼治療と気功治療を試してみました(1)(2)」を経てほぼ1年が経ちました。

　　　今回の梅里さんからのメッセージは, 気功治療を体験する中でより一層進化

　　　をとげている, 梅庵さんの現況報告「 (10-09)　一人の盲人会員との対話(8)

　　　特集患者さんの容態が私の体に移る」の続きです。

　　　【内緒で水晶治療を試す】

　　　4月17日に、頸腕症候群を患う五十代の女性Kさんが, 再びこられました。も

　　　う症状はなく、調子もいいそうです。健康維持のために来られたそうです。

　　　私は、通常の功法をしようと思いましたが、水晶玉を持っていましたので、Kさ

　　　んが水晶玉で気を、感じるのかとためしてみたくなり、施功させていただきまし

　　　た。Kさんに、水晶玉の事を言ってからにしようとしましたが、ないしょで背中に

　　　発功してみました。

　　　【重いずしんとした感覚が生じる】

　　　水晶玉を背中に向けて1分過ぎても, 何もいいませんのでこちらから、

　　　私　　「何か感じますか？」と尋ねてみますと、

　　　Kさん　「いつもと違って、ドーンと重い感じがします。あーっ　だんだん体が

　　　温かくなってきました」と言うのです。
　　
　　　水晶玉をKさんの体から10センチ位離して手に持っていただけです。体にあて

　　　ますと、水晶玉を使っていることがわかってしまいます。今度は背中から下に

　　　腰に降りていきました。一時静止して、また、Kさんに尋ねてみましたら、

　　　Kさん　「重いずしんとした感じがあります」

　　　静止していた水晶玉を上下左右、また円を描くように動かしてみましたら、反

　　　動をかんじました。磁石の反動みたいでした。

　　　【外気治療をメニューに加える】

　　　10分発功して終了して、水晶玉をポケットにかくしました。

　　　私　　　「どうでしょうか？」　と尋ねましたら、

　　　Kさん　「いいですよ」と言うのです。

　　　私　　　「本当に大丈夫ですか？」とねんをおしましたら、

　　　Kさん　「大丈夫です。いままでの感じとは異なって、なんだかその部分がズシ

　　　　　　　　ーンと重くおされている感じでしたよ」と言われました。

　　　また、後ろにもひかれる感じもあるとの事でした。私の方が、これでいいのか

　　　なぁと思う次第でした。　　

　　　これまでボランティアで特定の方に気功を施させていただき, 気功の効果を知

　　　りました。これからは、多数の方に気功を施し、宣伝したいと思います。

　　　※倶楽部より一言　「水晶の治療法は師範コースで公開」　
　　
　　　『梅庵さんは, 水晶玉を使って外気治療を試みたとのことですが, 残念ながら

　　　水晶玉の扱い方や気の出し方が, まるで違います。水晶玉を使った外気治療

　　　は, 正式には「弾子滾動発気法」と呼ばれ, 一指禅功では特殊な専門の治療

　　　法に属しています。バーチャル気功道場では, 師範コースで紹介しています。

　　　ただ梅庵さんが, 「いつもと違って、ドーンと重い感じがします」と書かれていま

　　　すが, 確かに水晶玉を使ったときの反応はそんな感じです。水晶による治療

　　　は, 師範コースまでお待ち下さい』